東京工業大学 共用機器管理システム

概 要

先端研究基盤共用促進事業

物質理工学院・理学院化学系分析機器共用システム

 近年、科学技術は急速に高度化しており、物質・材料の分野においても成分分析や構造解析、物性測定には高精度な機器分析装置や、特殊な研究用試料作製のための精密加工装置を使用することが不可欠となっています。

 各研究室においても、それぞれの研究目的に応じてさまざまな装置を導入し活用しています。しかし、これらの装置は、研究ステージの進展や時間の経過とともに単独の研究室単位で維持・運転することが容易ではない状況となりつつあります。

 一方、近年、境界領域研究の開拓が行われるようになり、分析評価の多様性からさまざまな分析機器の利用が必要とされる状況が増えています。

 文部科学省では、設備・装置群の共同利用を促進することを目的として、「先端研究基盤共用促進事業」プログラムが開始されており、本共用システムは、平成30年度委託事業へ採択されたことを契機としてスタートしたものです。

 本共用システムは、物質理工学院および理学院化学系において、分析機器および試料作製装置等を共用化し、共同利用・一括維持管理を行います。平成30年度、共用システムの機器として、電子顕微鏡をはじめとした「ナノ組織観察システム群」として8装置、X線回折装置をはじめとした「構造解析システム群」として15装置、光電子分光装置をはじめとした「最表面分析システム群」として8装置、レーザーラマン装置をはじめとした「組織計測システム群」として4装置、核磁気共鳴装置をはじめとした「磁気共鳴分光システム群」として9装置、質量分析装置をはじめとした「質量元素分析システム群」として8装置、各種物性測定および加工装置をはじめとした「物性加工システム群」として8装置の、合計60装置が登録されています。

 これら多くの機器は、学内研究者に共同利用設備として広く供され、将来的には学外にも利用提供できる仕組みの導入を検討しています。常時、高い性能を維持し、研究の進捗を途切れることなく進めることができる先端研究装置の運用を可能とする共用利用システムとして、さらに各種装置を整備していく予定としています。